すきっ歯を治したい

すきっ歯を治したい

治療の特徴

すきっ歯の治療法としては、「矯正歯科治療」と「審美歯科」があります。 矯正歯科治療では、歯をゆっくり動かすことで直していくのですが、「時間」と「費用」がかかるのが難点です。

しかし審美歯科では、その「時間」と「費用」が矯正歯科治療と比べて少なくてすみます。

ただし、審美歯科では、矯正歯科治療にはない「歯を削る」必要性がありますので、どちらの治療の方が良いとは一概に言えません。 まずはお気軽にご相談ください。

すきっ歯とは何ですか?

すきっ歯とは専門用語でいうと「空隙歯列」といいます。

10~20歳の若者の中で10人に1人がすきっ歯で、めずらしい歯列ではありません。

すきっ歯の治療は歯列矯正のみだと思いなかなか踏み切れない方が多いようですが、歯列矯正以外にも治療法があります。

 

どんな歯が対象ですか?

正中離開

正中離開とは、上前歯の正中の1番目の歯の間が空いている状態をいいます。上唇と歯ぐきの間をつないでいる上唇小帯が長かったり太かったりすることが原因で、隙間が生じるケースが多いといわれています。

 

6~8歳のころは「みにくいアヒルの子時代」と呼ばれ

前歯がすきっ歯のように広がってしまうのが特徴です。

上の歯は外側から内側に向かって生えてくるので、前歯がすきっ歯でも隣の歯や犬歯が生えてくることで押されて自然に改善することも多いです。

 

正中離開には色々な原因がありますが、大人になっても正中離開で前歯の隙間が気になる方は審美歯科の治療対象になります。

 

隙間が狭い場合はラミネートベニアにて、隙間が広い場合はセラミッククラウンにて治療します。

 

矮小歯

矮小歯とは、生まれつき真ん中から2番目の上の前歯が小さく、1番目と3番目の歯との間に隙間が生じる状態といいます。

 

大きさが通常よりも小さく乳歯のサイズにも見えますが、立派な永久歯です。

 

矮小歯があるせいでスペースが余ってしまい、矮小歯の周辺にスペースが生まれたり正中離開になる可能性もございます。

 

空隙歯列

空隙歯列とは歯と歯の間の隙間が全体的に空いている歯列のことを言います。

 

歯の並ぶスペースが広すぎる、もしくは歯の大きさが顎の大きさに対して小さい場合に起こります。

治療方法

セラミッククラウン

歯に土台を立てるか、歯自体を土台にして白いかぶせ物を接着剤で付ける治療法です。

被せ物の種類も幅広く取り揃えており、一人一人に合った治療法をご提案できます。

すきっ歯のスペースが広い方はこちらの治療がおすすめです。

 

セラミッククラウンはこんな方にオススメです!

・どの角度から見ても自然な白さの綺麗な歯にしたい方

・歯ぎしりをする方やスポーツなどをされる方

・コーヒーなどの色の濃い食べ物や飲み物がお好きな方

・歯周病や虫歯が心配な方

・金属アレルギーが心配な方

・いい材質を利用した治療を受けたい方

 

セラミッククラウン

ラミネートベニア

歯の表面のみ薄く削り、白いセラミックを表面にのみ張り付ける治療法です。

歯を削る量が少なく、白く綺麗な前歯にすることができます。

治療部分が少ない歯や狭いすきっ歯のスペースを埋めたい方はこちらの処置も適応です。

 

ラミネートベニアはこんな方にオススメです!

・あまり歯を削りたくない方

・ホワイトニングでの効果が得にくい方

・歯のすき間や形、歯並びも気になる方

・歯の白斑(白いシミ)が気になる方

・前に虫歯の治療でつめたプラスチックの変色が気になる方

・いい材質を利用した治療を受けたい方

ラミネートベニア

その他

他にもお口の状況や患者様のご希望に合わせて治療法をご提案させていただきます。

詳しくは<こちら>をご覧ください。

 

症例写真

症例1

上前歯の正中離開によるすきっ歯による審美障害で、当院へ来院されました。

前歯2本をラミネートベニアにて、治療しました。

上前歯の正中隙間がなくなり、顔が引き締まって見えてとてもうれしい、永年の念願がかなったと、とても喜んでいただけました。

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術前写真

術前写真

術後写真

術後写真

症例2

矮小歯によるすきっ歯による審美障害で、当院へ来院されました。

上前歯の側切歯(真ん中から2番目の前歯)と中切歯(真ん中から1番目の前歯)の隙間が1mm程度のため、ラミネートベニアにて、治療しました。

前歯全体の隙間がなくなってとても自然になったと、満足していただけました。

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術前写真

術前写真

術後写真

術後写真

症例3

矮小歯によるすきっ歯による審美障害で、当院へ来院されました。

上前歯の側切歯(真ん中から2番目の前歯)の両隣の空隙が2mm以上と大きいため、ラミネートベニア法では難しいと考え、セラミッククラウンにて、治療しました。

前歯全体の隙間が少なくなり目立たなくなったと、大きな口をあけて笑えそうだと、喜んでいただけました。

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術前写真

術前写真

術後写真

術後写真

なぜすきっ歯になってしまうのですか?

先天的な要因(生まれつき)

 

元々小さいころからすきっ歯でそのまま大人になったという方は先天的な要因で隙間が空いている方が多いです。

 

審美的に隙間が気になる方や、日ごろから発音しにくいと感じている方は一度歯科医院へ相談にいらしてくださいね。

 

顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い場合

 

歯は歯槽骨という顎の骨に埋まっています。

 

その歯槽骨の大きさと埋まっている歯の大きさのバランスが悪いとすきっ歯になる可能性があります。

 

「顎が大きく歯が小さい」場合はすきっ歯になる可能性が高くなります。

 

歯の本数が少ない

 

大人の歯は親知らずを除いて全部で28本ですが、なんらかの原因で歯の本数が少ない場合もすきっ歯になる可能性があります。

 

親知らずも本来であれば10代~20代のうちに生えてくるはずですが、歯肉の中に埋まったままの時や元々親知らずが作られていない場合も隙間が空くことがあります。

 

過剰歯の可能性

親知らずを除いて28本生えてくるはずの歯が1本多く生えてきてしまう事を「過剰歯」と言います。

 

過剰歯は他の歯を押したり、生えてこようとする歯を邪魔したりするので周りの歯が正しい位置に生えることができなくなってしまいます。

 

過剰歯は上の前歯の真ん中を好んで生えてくるので、真ん中の隙間が空く「正中離開」になることが多いです。

 

上唇小帯の異常

上唇小帯とは上の前歯の歯茎から上唇にかけてあるのことをいいます。

 

通常は歯茎の上の方から筋が伸びるのですが、歯と歯の間から伸びている筋ですと歯並びに影響してしまいます。

 

場合によっては上唇小帯を切除する治療が必要になる場合があります。

 

すきっ歯をそのまま放置するとどうなりますか?

 

加齢や歯周病、生活習慣などによりすきっ歯が進行する可能性はございます。

 

加齢による歯肉退縮

加齢により歯肉が少しずつ下がってくると、歯と歯の間が広くなると感じることがあります。

 

加齢だけでなく歯ブラシの力が強すぎる場合や、歯ぎしりなどから歯肉退縮につながることもございます。

 

歯周病の進行

歯周病により歯を支えている骨が吸収されると、歯が長くなったように見え隙間も広くなったように感じます。

 

特にすきっ歯が気にならなかったとしても定期的に歯科医院へ行き歯周病チェックも受けるようにしましょう。

 

顎関節症の心配

噛み合わせが悪い状態でお食事を続けていると顎に負担がかかり、顎関節症になる可能性がございます。

 

更にすきっ歯を進行させる要因ともなり、歯ぎしりや頬杖は顎関節症の悪化へと繋がるので気になる方は一度診察を受けましょう。

 

発音の問題

歯の隙間が空いていると、隙間から音が漏れて発音に影響することがあります。

 

特に「サ行」「タ行」は舌を前方(前歯付近)にあてて発音するので、隙間から音が漏れて発音がはっきりしなくなることもございます。

 

大人のすきっ歯は自然と治りますか?

子供の場合のすきっ歯は歯の生え変わりの時に隣の歯を押してくれ、すきっ歯が改善する可能性があります。

 

お子さんのすきっ歯は永久歯が生えそろうまで定期健診を受けながら様子を見ても大丈夫ですが、大人の場合のすきっ歯は自然に治ることはありません。

 

上記にあげたような発音や顎、虫歯・歯周病が気になる場合は積極的な治療をおススメいたします。

 

すきっ歯に対するよくある質問

 

Q.すきっ歯の治療をする時に歯を白くすることもできますか?

A.上記で挙げているようなセラミッククラウンやラミネートベニアによる治療は患者様と相談の上、歯の色を明るくすることができます。

 

Q.矯正歯科と被せる治療どちらがいいですか?

A.矯正治療はゆっくり歯を動かすので時間とお金がかかります。

被せる審美歯科治療は歯を削る必要はありますが、型取りして被せるだけなので短期間でキレイにすることができます。被せる歯の色を白くすることも可能です。

どちらもメリットデメリットがありますので、迷われている方は一度歯科医院へご相談にいらしてくださいね。

 

Q.すきっ歯を直す審美歯科治療はいくらかかりますか?

A.審美歯科料金表は<こちら>をご覧ください。

 

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