人工物は作りなおせます

先日の出来事ですが、ご主人が新しい歯を作って治療したらとても調子が良かったとのことで、自分も治療をしてほしいと来院された患者さんのお話です。

 

どれくらい調子が良いかと伺うと、

「テレビの音が聞こえなくなるぐらいの大きな音を立ててあめ玉を噛み砕くんです。」

と説明していただきました。

 

とてもよく噛めて喜んでいらしゃることがわかりますが、歯科医師としてはその話を聞くと、人工の歯に相当な力がかかっていることが心配になってきます。

 

全力でかみ締めることができることはとても歓迎すべきことですが、一方で人工物や歯根の破損の危険も高まることも考えられます。

 

人工物のみの破損の場合は(そう簡単には破損しませんが)作り直しをすることで、治すことが可能です。

しかし、力のかかり方によっては人工の歯は無事なのに、歯根が割れてしまうこ(と歯根の破折)があります。

 

歯根破折

神経を取った歯ほどその危険性が高いといわれています。

 

もし歯根が割れてしまったら・・・その歯(歯根)に力をかけることはできなくなり、抜歯することになります。

なかなか噛めるっていうのも、良いことだけではないので、本当に難しいですね。

 

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