歯をキレイにする審美歯科治療ですが、「もしかして歯を削るのかな・・・？」と心配になる方は少なくないと思います。

 

今回は審美歯科治療を受けるときに歯を削るのか、削らずに綺麗にすることはできるのかを考えていきます。

 

審美歯科で歯を削ることはありますか？削らずに審美歯科の治療をすることはできますか？

 

審美歯科治療にはいろんな種類があります。

 

どの歯をどのレベルまで白くしたいかによって、治療内容も変わってきます。

 

選択する治療内容によっては歯を削る場合もありますし、削らずに白くする方法もあります。

歯を削る審美歯科治療には何がありますか？

 

セラミックを被せる治療

歯を一周ぐるっと削って土台を作成し、白いセラミックの歯を被せる治療です。

 

初めてセラミックを被せる場合、削る歯の面積は広くなります。

 

ただセラミックは天然の歯と同じぐらいの審美性のある被せ物なので、しっかり被せたら違和感がないほどまでキレイに仕上げることができます。

 

保険の被せ物からセラミックへ付けかえる場合は、保険の歯を外すために削りますが土台は整える程度で済む場合がほとんどです。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは審美的な目的で、歯の表面のみうっすらけずりベニアを張り付けることで歯を白くみせる治療です。

 

セラミックの被せ物と違い表面の一層しか削らないため、削る歯の面積は狭く天然の歯を多く残すことができます。

 

その分適応する歯も多くはなく、虫歯の部分が少ない場合やすきっ歯の治療などにオススメできる審美歯科治療です。

 

歯を削らない審美歯科治療には何がありますか？

ホワイトニング

ホワイトニングとは過酸化水素や過酸化尿素という成分で歯の色素を漂白する方法です。

 

当院では歯の色をゆっくり安定して漂白するホームホワイトニングを行っております。

 

ご自宅で好きなタイミングでホワイトニングすることができるので、歯医者になかなか行けない方や歯医者が苦手な方にもおすすめです。

 

治療をしていない天然の歯が対象で、薬液を使って白くするので歯を削ることはありません。

PMTC

PMTCとは歯の表面に沈着した色素（ステイン）を専門的な機械を使用して落とす方法です。

 

日常的な飲食（コーヒー・紅茶・カレー・ワインなど）により、歯の表面に少しずつ沈着してしまった着色汚れを落とすことで本来の歯の白さを取り戻すことができます。

 

当院はプロフィーメイトという水とパウダーでクリーニングできる機械と、メルサージュプロというゴム製の器具で歯の表面を優しく整えますので歯を削ることはありません。

 

歯の黄ばみや茶色い汚れが気になる場合は、まずPMTCを受けて汚れを一層落としてみましょう。

 

歯列矯正

歯科用のワイヤーを使用し、ゆっくり時間をかけて歯を動かして歯並びをキレイにする方法です。

 

歯を削らずに審美歯科治療を進めることができますが、時間もお金もかかってしまうのが特徴です。

 

削って短時間でセラミックを入れる治療か歯科矯正か、どちらがご自分に合ってるのかよくご検討くださいね

 

治療した歯を審美歯科治療したい場合は歯を削りますか？

治療内容にもよりますが、一度治療した歯は削る機械を使用して審美歯科治療することがほとんどです。

 

しかしすでに前回の治療で削っているので大きく削りなおすことは基本的にはありません。

 

新たに大きな虫歯ができてしまった場合は、治療方針の立て直しが必要になるので歯科医師としっかり相談の上審美歯科治療を検討しましょう。

 

むし歯になっていない歯でも削る可能性はありますか？

むし歯になっていない歯の審美歯科治療を考えている場合は、患者さんのご希望の仕上がりをしっかりヒアリングした上で治療内容を決定します。

 

どのレベルまで白くしたいのか、かみ合わせの異常はないか、自宅での患者さんの協力は得られるのかなどを確認します。

 

お話を聞きお口や歯の状態を確認した上で、セラミック治療やラミネートベニア治療を受ける場合は歯を削ることになります。

 

歯を削るのが嫌であればホワイトニングのご提案などもさせていただきますので、安心してご相談ください。

審美歯科で歯を削るデメリットはありますか？

 

知覚過敏を引き起こすことがある

神経が生きている歯を削って審美歯科治療をする時は被せた後も多少しみる場合があります。

 

基本的には一時的なものがほとんどで、時間の経過とともになじんできます。

 

ただまれに神経の興奮が落ち着かない時もあるので、あまりにも強い痛みが続くときは治療をした歯科医院へご相談ください。

 

割れることがある

審美歯科治療で被せるセラミックは欠けにくい材質を使用しておりますが、想像つかないような負荷がかかった時に割れてしまう可能性もあります。

 

セラミックがかける場合もあれば、支えている土台から割れてしまうこともあります。

 

審美歯科治療をする前に歯の状態もしっかり確認の上行いますが、治療した歯であまり硬いものを噛まないように注意しましょう。

 

 

寿命がある

セラミックの被せ物も人工的につけるものなので寿命があります。

 

大体10～15年程と言われていますが、メンテナンスの状態やライフスタイルなどにより寿命も変わってきます。

 

 

保険適用にならない

審美歯科治療は自費診療なので、保険適応になりません。

 

入れる歯によっては高値になる可能性もあるのでしっかり相談の上、納得していただき治療を進める必要があります。

 

気になることやご質問などはなんでも聞いてくださいね。

審美歯科治療でもいろんな方法がある！

当院の審美歯科治療は患者さんのご希望やお口の状態、ライフスタイルなどにより幅広く選択できるような内容を揃えております。

 

「歯を削るのが心配だけど歯はキレイにしたい」とお考えの方は、しっかりお話をお伺いし治療のご提案をさせていただきます。

 

ご自分に合った審美歯科治療を受けて、キレイな歯で思いっきり笑えるようになりましょう。

 

＊＊＊↓より詳しく知りたい方はこちら↓＊＊＊

＜セラミッククラウンについて＞

 

＜ラミネートベニア治療について＞

 

＜ホワイトニングについて＞

 

＜審美歯科治療について＞