審美歯科治療はなぜ保険適用外?自費と保険の違いは何ですか?

虫歯の治療の際に、保険のかぶせ物がいいか?自費のかぶせ物がいいか?悩みますよね。

 

そもそも審美歯科はなぜ、保険適用外になってしまうのでしょうか?

 

今回は自費と保険の違いを比べながら審美歯科についてお話していこうと思います。

 

審美歯科とは何ですか?

日本審美歯科協会によると、一般的に審美歯科とは『歯や口元の「美しさ」に焦点を当てた総合的な歯科治療のこと』と提唱されています。

 

本来の歯科治療の虫歯・歯周病の治療に加えて、「形がきれいで白い歯にする」ことや「歯並びを美しく整える」といった審美性の改善のための治療があります。

 

ここ最近はこの両方を満たす治療として、審美歯科が注目され始めました。

 

自費保険1

 

 

審美歯科治療はなぜ保険適用外なのですか?

そもそも保険適用の治療の目的は「痛みを失くす」「歯の機能を回復させる」「病的な歯肉を健康的な歯肉に回復させる」など、最低限必要な治療を行うところにあります。

 

治療に使用する材料や治療内容には国で認められた制約があり、その制限を超えてきてしまう部分が審美歯科になります。

 

審美歯科は歯科医師の理想通りに審美的な改善(見た目の美しさ)はもちろん、理想的な材料高度な技術治療にかかる期間などを確保することができます。

 

その為患者さんにも高度で精密な美しい歯をご提供することが可能になり、このような違いから審美歯科治療には保険が適用されなくなっています。

 

自費診療の料金の違いはありますか?

自費診療とは別名自由診療とも呼ばれ、そのクリニックごとに価格設定をすることができます。

 

通院する医院により価格は違いますが、大きな差はあまりないと思います。

 

もし比較して治療費が安いと感じても、保証内容や含まれる治療の範囲が少ないなど安価な要因があるはずなので安易に「安いから」だけで決めないようにしましょう。

 

・高い技術や豊富な経験のある歯科医師なのか

・どんな治療をおこなうのか

・材料や薬剤はどんなものを使うのか

・保証期間や内容はどうなっているのか

 

などを含めて総合的に各医院を比較して選ぶようにしましょう。

 

自費診療と保険診療の違いとは?

保険診療の内容

保険治療とは健康保険が使える治療のことで、患者さんの費用負担は治療費の3割(もしくは0~2割)だけで済み、とても安い費用で治療を受けることができます。

 

また保険治療の費用は全国一律なので、どこの歯科医院で治療を受けても費用は同じ金額です。

 

しかし治療方法や治療に使う材料、治療にかけられる時間に制限があるといったデメリットもあります。

 

保険治療は国で定められた治療方法や手順、治療に使う材料に細かいルールがあるため、決められたルール以上の治療は行えません。

 

最新の治療法・高性能の材料・時間をかけてしっかり処置をする事が保険診療ではできませんので、結果的に患者さんにとってベストとはいえない治療になることもあります。

 

保険診療の修復物

コンポジットレジン

白いプラスチックをつめる治療です。

即日で治療できます。変色や二次カリエスの心配があります。

 

金属のインレー

部分的に金属を詰める昔ながらの治療です。

金属なので欠ける心配はありませんが、金属アレルギー二次カリエスの可能性があります。

 

FMC(金属クラウン)

虫歯の範囲が広い時や、神経を取った歯に被せる修復物です。

金属なので割れる心配はありませんが、金属アレルギーの心配や金属が見た目に響きます。

 

硬質レジン前装冠

前歯などに用いられる金属フレームに白いプラスチックを張り付けた修復物です。

見た目は白いですが経年劣化するので段々黄ばんで着色が溜まります。

金属を使用しているので金属アレルギーの心配があります。

 

CADCAM冠

近年部位によって保険診療が認められた白いかぶせ物です。

セラミックが混ぜ込んであるので従来の白いかぶせ物より強度が増しています。

しかしまだ欠けてしまう外れてしまう可能性も考えられます。

自費保険2

 

自費(自由)診療の内容

自費(自由)診療とは健康保険が使えない治療の事で、歯科医師が考える最新の患者さんにとってベストな治療をご提供できます。

 

最新の治療法にて高性能の材料を使い、時間をかけて丁寧に治療することができます。

 

ただ健康保険が使用できないので、費用全てを患者さんが負担する事となります。

 

その為治療費が保険診療と比べると自費診療の方が高額になります。

 

自費診療の修復物

セレック

セラミックブロックを削り出して作成する最新の治療です。

院内で作成するので従来の治療よりも早くかぶせ物や詰め物が完成します。

保険診療のプラスチックよりも強度があり、綺麗な歯が長持ちします。

 

セレック+(プラス)

強化ガラスセラミックもしくはジルコニアセラミックを使用した見た目も強度も兼ね揃えた修復物です。

天然の歯と同じ透き通るような白さの見た目と、奥歯でも耐えられるような強い強度を持ち合わせています。

 

プレミアムセレック

自費診療の中で最高峰のかぶせ物です。

カラーチャートも多く、ご自身の歯と同じ色味を再現することができます。

審美性にも優れ耐久性もある一番高級な修復物で、美しい見た目でブリッジにすることも可能です。

 

保険診療と自費診療どちらがいいですか?

保険診療と自費診療は上記で挙げた通り、メリットとデメリットが両者に存在しどちらがより優れていると一概には言えません。

 

ただ治療効果を考えると、自費診療のほうが患者さんのお口や健康にとってベストな治療をご提供できることが多いのも事実です。

 

患者さんのライフスタイル、お口や歯の状況、予算などに合わせて保険診療か自費診療か相談していくことが大切です。

 

しっかり相談の上納得してから治療を進めましょう

歯1つといえども見た目にも費用にも健康にも関わる大きな決断であることは間違いありません。

 

かぶせ物の種類は複雑なのでしっかり歯科医師や歯科衛生士と相談し、患者さんご自身が十分に納得の上治療を進めていくようにしましょう。

 

自費保険3

 

 

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