ホワイトニングジェルの成分は?体に悪くない?成分や効能、禁忌についてお話します

 

近年審美歯科治療が流行しており、歯を削らなくても白くすることができるホワイトニングが人気です。

ホワイトニングは歯の色素を漂白して色を白く明るくするのですが、ホワイトニングジェルは身体に悪くないのか心配なところですよね。

今回はホワイトニングジェルの主成分はなんなのか、効能や使ってはいけない症例などにについてお話致します。

 

 

 

 

 

 

 

ホワイトニングジェルの成分は?体に悪くないのですか?

当院が使用しているホームホワイトニングについてご説明致します。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングはご自宅で自分専用のマウスピースにジェルを入れ、ホワイトニングする方法です。

主な主成分は「10%過酸化尿素」「16%過酸化尿素」「6%過酸化水素水」などを使用していることが多いです。
こちらもメーカーによって多少差があります。

ホワイトニングジェルがゆっくり歯の中に浸透し、ゆっくり時間をかけて色を白くしていくので後戻りがしにくいのが特徴です。

ご自身の希望する歯のみホワイトニングを行うことができるので、ジェルの量を調整したりご希望の白さまで継続(2週間を限度)してご使用いただくことができます。

隣の歯の色に合わせたい、被せ物の色に近づけたいなどのご希望に添わせることができるホワイトニング方法です。

ホワイトニングニングジェルの危険性とは?

ホワイトニングジェルは正しく使用すれば効果的ですが、誤った使い方や過剰使用による危険性もあります。

歯のホワイトニングに使用される薬剤の「過酸化水素」や「過酸化尿素」は強力な成分なので注意が必要です。

ホワイトニング薬剤を使用する際の危険性についてご紹介します。

歯の過敏・しみる

ホワイトニング薬剤に含まれる過酸化水素や過酸化尿素は歯のエナメル質に浸透して漂白作用を発揮しますが、その過程で歯が一時的に過敏になったりしみたり痛みを感じることがあります。

過敏症が続くと食べ物や飲み物がしみることがありますが、通常であれば1週間ほどで気にならなくなります。

しみる症状を和らげる歯磨き粉ペーストの使用や、やわらかめの歯ブラシに変えていただくのも方法の1つです。

あまりにもしみる症状が強いときは歯科医師にご相談ください。

エナメル質の損傷

過剰なホワイトニング薬剤の使用は、歯のエナメル質を傷つける可能性があります。

エナメル質が傷つくと歯がより黄色く見えたり、虫歯になりやすくなることがあります。

正しい使用法で期間もしっかり守って使用しましょう。

歯肉への刺激

ホワイトニング薬剤が歯茎に触れると、刺激や炎症を引き起こすことがあります。

特に薬剤が歯茎に長時間接触することを避けることが大切です。

ホームホワイトニング時にマウスピースからあふれ出たジェルはティッシュやコットン、綿棒などでふき取るようにしましょう。

ホワイトニング中に歯肉の痛みが出た場合は、ホワイトニングを少しお休みして歯肉が回復してから再開しましょう。

使用方法の誤り

ホワイトニングジェルを過剰に使用したり、頻繁に使用しすぎると歯や歯茎にダメージを与えることがあります。

ホームホワイトニングはご自身でジェルを入れるので、入れすぎに注意しましょう。

ジェルは歯面に一層浸透する程度で十分ホワイトニングは可能です。

量の調整が難しければ、歯科医師か歯科衛生士にお声がけください。

健康状態に対する影響

妊娠中や授乳中の女性、または歯やお身体に深刻な病気がある場合には、ホワイトニング薬剤の使用を避けるべきです。

薬剤の成分が体内に吸収される可能性があるため、注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ホワイトニングをしてはいけない人とは?

1. 妊娠中・授乳中

妊娠中や授乳中の女性は、ホワイトニングはなるべく避けましょう。

ホワイトニング薬剤に含まれる過酸化水素などの成分が妊娠中、授乳中の方にどのように働くかのエビデンスがはっきりとしていない為です。

妊娠や授乳中にホワイトニングを行いたい場合は、事前に歯科医師に相談しましょう。

 

2. 歯に異常がある場合

虫歯や重度な歯周病があると、ホワイトニング薬剤が歯の内部に浸透し、痛みやさらなるダメージを引き起こす可能性があります。

治療が済んでからホワイトニングを行うことがおすすめです。

しかし歯周病に関しては炎症が強すぎなければホワイトニングジェルが歯周病治療に効果がある可能性もありますので、歯科医師と相談の上行いましょう。

さらに歯にひび割れや欠けがある場合、ホワイトニング薬剤がそこから内部に浸透し歯がさらに傷むことがあります。

軽度の場合(クラック程度)であれば様子を見ながら行うこともありますが、大きく損傷している場合は先に治療が必要になります。

3. 歯のエナメル質が薄いまたは損傷している場合

歯のエナメル質が薄くなっている、またはすでに損傷している場合、ホワイトニング薬剤が歯に過度に浸透し、過敏症や痛みを引き起こすことがあります。

エナメル質形成不全、石灰化不全の方はホワイトニングを行うことができません。

エナメル質の状態を確認し、歯科医師と相談の上行いましょう。

4. アレルギー反応や既往歴がある場合

ホワイトニング薬剤に含まれる成分にアレルギーがある場合、使用を避けるべきです。

アレルギー反応を引き起こすと、歯茎の腫れや発疹、かゆみ、口内炎などの症状が現れることがあります。

無カタラーゼ症の方は過酸化水素の分解酵素であるカタラーゼを持たないため、ホワイトニングは禁忌になります。

 

5. 歯が非常に黄ばんでいるまたは変色している場合

先天的な原因や薬物による変色(例:テトラサイクリン歯)など、ホワイトニングが効果を示しにくい場合があります。

これらの場合、ホワイトニングでは十分な効果が得られない可能性が高く、他の治療方法(例えば、クラウンやベニア)を検討することが望ましいです。

テトラサイクリン系の方は何度かホワイトニングを繰り返し行うか、もしくはベニアなどの治療も一緒に考えていきましょう。

6. 年齢が低すぎる場合

子どもや若年層(一般的には16歳未満)にはホワイトニングを行わない方がよいとされています。

若い時期の歯の構造はまだ未熟であり、ホワイトニング薬剤が歯に過剰に作用する可能性があります。

7. 歯や粘膜が敏感な歯の人

歯が非常に敏感な人は、ホワイトニング後に痛みを感じることがあります。

過剰なホワイトニング薬剤の使用は、歯の過敏症を悪化させる可能性があるため慎重に行う必要があります。

8.矯正中の人

歯列矯正中の人は、矯正器具が歯の表面を覆っているため、ホワイトニングが均等に行われないことがあります。

矯正が終了して、歯の表面のエナメル質が回復してからホワイトニングを行うことがオススメです。

ホワイトニングジェルは安全にお使いいただけます。

今回はホワイトニングジェルの危険性や注意事項についてご紹介致しました。

歯科医師や歯科衛生士のお話をよく聞いていただき、決められた使用法で期間を守ればホワイトニングはとても効果のある審美歯科治療です。

ぜひお悩みの時には一度歯科医院へご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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