歯が黄ばむのはなぜですか?

生まれた時や歯が生え変わった時には白く綺麗な歯ですが、気付いたらなんとなく歯が黄ばんできている気がする…歯の表面に茶色い汚れが付いていると気付く方も多いかと思います。

 

今回は歯が黄ばんでしまう原因と対策についてお話ししていきます。

 

歯が黄ばむのはなぜですか?

歯の表面はエナメル質という艶のある硬い組織で出来ています。

 

そのエナメル質の表層にペリクルという膜が張られているのが健康的な通常の歯の構造です。

 

元々ツヤや膜のある表面が、普段の歯ブラシの小傷や飲食による酸の影響で溶ける、タバコでの乾燥、病気による口腔乾燥などにより表面に見えない傷や段差ができてしまいます。

 

そこにタバコのヤニや食べ物・飲み物の色素・服薬の色素が沈着することにより歯が黄ばみ着色物質(ステイン)が沈着します。

 

黄ばみ4

 

歯の黄ばみと着色(ステイン)は違うのですか?

歯の表面にのみ沈着しクリーニングで落とせるものが「着色(ステイン)」です。

 

歯質の内部まで色素が浸透し、クリーニングでも落とせない黄色や茶色い色素が、クリーニングでも落とすことができない色素沈着です。

 

内部まで浸透している色素は表面もしくは内部からホワイトニング(漂白)し、歯を白くすることができます。

 

「黄ばみ」の一言で言えば両方の事を指しますが、色素沈着の種類と原因が違うので歯を白くする方法も変わってきます。

 

 

黄ばんだ歯の色が与える印象

口元を見た時に歯が人に与える印象は大きく、特に初対面の方は顔をみた後にすぐ口元に目線がいきます。

 

歯が黄ばんでいると歯を磨いていないのかな?と不衛生な印象を持ちがちです。

 

逆に白い歯ですと、衛生的・綺麗・清潔・明るく見えるなど第一印象も良くなります。

 

特にスマイルラインと言われる前から4番目の歯までは人に印象を与えやすいです。

 

歯が黄ばむ原因はなんですか?

歯が黄ばむ原因は大きく分けて2種類ございます。

 

<内因性>

加齢

生えたばかりの歯は色素沈着もなく綺麗な白い歯ですが、年齢とともに少しずつ黄ばんできます。

 

抗生物質

小さい頃にテトラサイクリン系の抗生剤を多量に服用すると後に生えてくる歯に特有なしましま模様が現れる事があります。

 

<外因性>

タバコ

タバコはタバコに含まれるタール成分が歯の表面に沈着しステインとして茶色い汚れが付着します。

 

更にタバコはお口の中が乾燥するため、より着色や汚れが溜まりやすい口腔内を作り出してしまいます。

 

食べ物・飲み物

色味のある食べ物や飲み物を頻繁に摂取していると歯の表面に着色成分が付着してしまいます。

(例)ワイン・麦茶・コーヒー・カレー・いかすみ・チョコレート・色の濃いフルーツ など

 

 

内服薬

色味のある飲み薬を長期で服用すると歯の表面や舌の上に汚れが沈着する事があります。

 

代表的なのは貧血予防の鉄剤を服用した際になんらかの理由で口の中に残留してしまう場合、長時間口の中に含んだ場合、歯磨きが不十分な場合、鉄剤を粉砕した場合に着色が残る可能性があります。

黄ばみ2

 

歯が黄ばまないように予防対策する方法は?

黄ばむ原因を排除する

外因性の歯が黄ばむ原因を排除・沈着予防します。

 

ワインやコーヒーなど色味の強い飲み物を摂取する頻度を減らす、摂取後にお水でうがいする、すぐ歯磨きをするなど着色物質がお口の中に長期的に残らないように工夫しましょう。

 

服薬は勝手に辞めずに担当の医師と相談するようにしましょう。

 

ステイン除去の歯磨き粉

研磨力のある歯磨き粉を使用すると着色を削って落としてくれます。

 

ただ研磨力が強すぎると着色だけでなく歯の表面も傷つけてしまい、より着色を溜めやすい歯になってしまいます。

 

歯磨き粉を選ぶ時は低研磨の歯磨き粉を選択し、歯の表面を保護するペーストも併せて使用するとうより良いです。

 

口腔乾燥を防ぐ

鼻づまりで口が開いてしまう、体質で唾液が出にくい、病気で口腔乾燥を引き起こしている方は歯も黄ばみやすいです。

 

定期的に水分を摂取し、場合によっては口腔乾燥用のケアグッツの使用をおすすめします。

 

歯の黄ばみを改善するにはどうしたらいいですか?

歯ブラシで清掃する

まず自宅でできるのはよくブラッシングすることです。

 

歯の黄ばみやステインを落とす効果のある歯磨き粉も市販されていますので、気になる部分を丁寧に磨いてみて下さいね。

 

歯科医院でクリーニングを受ける

歯科医院でステイン除去のクリーニングを受けてみましょう。

 

歯の表面に沈着した着色はクリーニングで落とすことができます。

 

歯科医院のケアを受けることで着色物質が再沈着しにくい歯の表面を作る事ができます。

 

ホワイトニング

ステインを除去しても歯の黄ばみが気になる時はホワイトニングで歯の漂白を検討します。

 

歯科医院でどの歯が対象か、ホワイトニングでどのレベルまで白くなるか、自分はホワイトニング適応なのかなどカウンセリングを行います。

 

補綴処置にて白いかぶせ物を付ける

ホワイトニングの効果が得にくい方や適応でない方、歯の色味を選びたい方は歯の表層を削り白いかぶせ物をかぶせることで歯を白く見せることができます。

 

自費のメニューも豊富に取り揃えてありますので、患者様の希望にあった被せ物をご提供できます。

 

歯の黄ばみが気になったらまず歯科医院にご相談ください!

上記で挙げた通り「黄ばみ」の一言でも色々なパターンがあります。

 

どの部分が気になるのか、どれくらい白くしたいのかなどご希望をお聞かせいただき一緒に考えていきましょう。

 

黄ばみ1

 

 

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